旅の余白

雨に濡れた大阪の語学学校で、疲れた東アジア人女性が三本の剣を抱え、足元には荷物と連携しない事務書類とともに二本の剣が残され、奥では学生たちが別々の廊下へ去っていく

慌ただしい一日。10月5日

部屋番号を取り違えて登録された荷物を探し出し、連携しないシステムだらけの語学学校のオリエンテーションに出て、そのままオンライン会議と梅田の交流会へ。雨と疲労と異邦人である感覚が、一日を隙間なく埋めていった。

今日も相変わらず雨で、朝起きると生理が来ていた。

朝食を食べるために早起きしたのだけれど、あまりにも疲れていて、食べ終わるとまた力尽きてベッドに倒れ込み、半分目を覚まし、半分眠ったまま、日本語をほんの少し読む気力さえなかった。

幸い、新学期のオリエンテーションは午後だったので、まだ少し休むことができた。昼近くまでうとうとしていると、昨日配達できなかった荷物が「配達済み」になっていることに気づいた。そこで下へ降りて宅配ボックスを調べたけれど、何も見つからなかった。

探偵になったつもりで、あらゆる手がかりを調べた。どうやら寮の管理人が部屋番号を見間違え、2を5と読んでしまったため、荷物を別の受取人の名前で登録していたらしい。

写真を撮り、線を引き、スクリーンショットを取り、AI翻訳まで使って、それが自分の荷物だと証明した。

そのあいだ、本当に何度も、私の荷物は忽然と消えて、どこかに呑み込まれてしまったのではないかと怖くなった。以前にも一度、ヤマト運輸で似たような目に遭ったことがあり、黒猫の宅配便には最初から心理的な影を抱えている。

生理用品を補充しなければならなかったので、早めに家を出た。街じゅうにあるドラッグストアには行かず、地下鉄の駅を出たところにある百貨店の地下街で、たまたま目に入ったドラッグストアに入り、ナプキンを買った。

安いドラッグストアではなかったせいかもしれないけれど、生理用品はかなり高いのだと気づいた。もしこれが普段の価格なら、女性にとって確かに一定の経済的負担になる。

生理用品を買い終えると、そのまま心斎橋にあるISI日本語学校までぶらぶら歩いていった。

大通りからでも、学校の立派な窓が見えた。床には教科書が山積みになっていて、新しい本が届いたばかりなのか、大勢の職員が運んだり整理したりしていた。

心斎橋駅という一等地に学校を構えられるのを見ると、私たちが払った授業料のかなりの部分は、この見栄えのいい場所の家賃に消えているのではないかと、少し疑いたくなる。

もしお金が外見ばかりに使われているなら、職員や教師に払われる給料はそれほど高くないだろう。職員や教師への待遇が十分でなければ、教育の質に影響が出ることも容易に想像できる。

ISIが使っているのはMicrosoft Teamsだ。

個人的には、TeamsはGoogleに比べて使いにくく、直感的でもないと思っている。案の定、オリエンテーションでは、互いに連携していないシステムに、学生が三か所もログインしなければならなかった。

一つは、学生が登録情報をアップロードする場所だった。私は学校が言う登録ページがいったいどこにあるのか、長いこと探しても見つけられなかった。すると学校側が説明の途中で、システムが変わったことを自分たちで思い出し、新しい登録ページは別のTeamsページに置かれていると言い出した。

次は、学校から配られたIDとパスワードを使ってMicrosoft Teamsのアカウントにログインする。Microsoft Teamsに入ったあと、学校からのお知らせを見るために、今度はcampus portalのようなアカウントにもログインしなければならなかった。

次から次へと現れるシステムを見ていると、以前、上海で大学院に通っていたころのことを思い出した。あの学校も、いくつものシステムがまったく統合されないまま並んでいた。けれど統合されていないという話なら、ドイツでMBAを学んだときも、学校のシステムは同じようにばらばらだった。

システムが統合されていないのは、教育機関に共通する持病なのだろうか、と考えずにはいられなかった。

けれどISIは私立の日本語学校にすぎず、法律上の「学校」には当たらないため、学生は通学定期券を買うことができない。

資格の上では国の学校と同等ではないのに、事務体系だけは正規の学校へ近づいていく? これはいったい、どういう論理なのだろう。あるいは教育機関には、標準的な手順や監査の仕組みがあり、そのため機能ごとに複数の異なるシステムへ分けなければならないのだろうか。

オリエンテーションは国別に行われた。私が入ったドイツ人学生のグループはかなり人数が多く、少なくとも二十人はいて、男性が中心だった。彼らの雑談に耳をそばだてていると、ワーキングホリデービザで来ている若者が少なくないようだった。

教室には、若い男性たちの体臭が充満していた。欧米人は体臭が強いとよく言われるのも無理はない。本当にかなり強かった。以前はまったく気づいたことがなかったので、自分の鼻が敏感になったのか、それとも、狭い空間でこれほど大勢の若い男性と一緒にいたことがほとんどなかったからなのか、わからなかった。これまでは女性の多い場所にいることのほうが多かった。

女の子は、たいていやはりいい匂いがする。

いちばん驚いたのは、四、五人の若いドイツ人男性だった。彼らの体つきを見ていると、これはアメリカ人の体格なのではないか、と思った。ドイツで二十年以上暮らしてきたけれど、あのような体格の男性を本当にほとんど見たことがない。なぜ彼らは、一度に日本へ集まったのだろう。

人の体つきをあれこれ品評するのが失礼だということはわかっているし、これはあくまで心の中で思っただけのことだ。私はただ……日本はいったい、どのようなタイプのドイツ人を惹きつけるのだろうと、どうしても気になった。

西洋人の若者たちの中で、アジア人の顔をしたおばさんが一人だけ浮いて座っている。会のあいだ、私に話しかけようとする人も、話しかける勇気のある人も、まったくいなかった。

正式な授業が始まったら、レベル分けまで国籍別にならないことだけを願っている。漢字を知らない人たちと同じクラスで漢字を習うなんて、私はごめんだ。

オリエンテーションが終わると、今度はオンライン会議のため、慌てて寮へ戻った。

オンライン会議が終わると、また慌ただしく梅田へ向かい、交流のためのNetworking Partyに参加した。

自分はなんて忙しいのだろうと思うし、生理が来ると本当に疲れる。オンライン会議と交流Partyで何を感じたのかは、また今度、ゆっくり書くことにしよう。

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