旅の余白

ペンタクルの6を思わせる光景のなか、藍色の服を着た中年の東アジア系女性が大阪の語学学校の教室中央に立ち、左手に天秤を持ち、右手で学習用のカードを配っている。上方にははっきり数えられる六枚だけのペンタクルが浮かび、片側では学生が荷物をまとめて去ろうとし、もう片側では新しいクラスメートが空いた椅子のそばから入ってくる。窓の外には消えゆく花火と午後遅くの光が残っている

一時停止ボタン。10月18日

花火大会の後は明け方まで遊び、また午後まで眠ってしまった。まだ手をつけていない宿題、来週にあるらしい試験、入れ替わるクラス、止まったままの中伝を前に、今日はもう一度、一時停止ボタンを押したい。

花火大会の後は明け方まで遊んでから帰宅し、ひと眠りして目を覚ましたと思ったら、また午後まで眠ってしまった。学校の宿題はまだやっておらず、予定表を確認すると、来週はどうやら試験もあるらしい。まったく、ちょっと「あらら」という感じだ。

昨日は雑談のなかで、何人かのクラスメートがクラスを移る予定だということを確認した。学校と学生が連絡を取り合うクラス用プラットフォームでも、新しいクラスメートが私たちのクラスに追加されたという情報を見かけた。

こうした一度のシャッフルが、この先のクラスにどんな影響を及ぼすのだろう?

ときどき私は、もしかしてこの人たちは、もともとこのクラスに長くいるつもりはないと決めていたからこそ、ほかの人たちとの関わりもこんなに少なかったのだろうか、と考えることもある。

まあ、どうでもいい。私もただ、好奇心がうずいただけだ。

まだ宿題をやっていないのだから、宿題をやらなければならない。

ただ、人はときに怠け心と戦わなければならない。一度止まってしまうと、もう何もしたくなくなり、ただぼんやりしていたくなる。

私も本当なら、きちんと筆を執って中伝を書かなければならないのに、いつも同じところで詰まってしまう。

今日はやはり、もう一度、一時停止ボタンを押させてほしい。

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