旅の余白

ワンドの7を思わせる光景のなか、藍色の服を着た中年の東アジア系女性が大阪の語学学校の教室にある一段高い壇上に立ち、一本のワンドを両手で握っている。下からは新旧のクラスメートがそれぞれ六本のワンドを掲げ、合計はちょうど七本。黒板、並べ替えられた座席、開かれた教科書に囲まれ、新しいクラス編成を前にした警戒と防御、秩序を保とうとする姿が描かれている

新しいクラスメート。10月19日

クラスの顔ぶれが大きく入れ替わった。新しいクラスメート、新しい先生、新しい座席の組み合わせによって、ようやく慣れかけていた教室の空気がまた変わる。自動詞と他動詞からは逃げられず、WhatsAppグループのメンバー整理にも抗議が飛んでくる。人であることも、率いることも難しい。

今日、授業が始まってみると、案の定、クラスの顔ぶれは大幅に入れ替わっていた。

オランダ人、ハンガリー人、韓国人二人、トルコ人は全員、もっと上のクラスへ進んだ。

代わりに入ってきたのは男四人と女二人で、そのうち三人はバングラデシュ人、一人はドイツ人、一人は台湾人、もう一人はどこの国の人かよくわからない。あの人もバングラデシュ人なのだろうか?

新しく入ったドイツ人の同胞は、見たところ私より年上らしい。ようやく、クラス最年長という肩書きを譲れるのだろうか?

これまでのクラスメートとは、もうすぐ二週間一緒に過ごしたことになる。そこへ突然、新しい人たちが加わり、クラスの雰囲気はまた変わった。

今日授業を担当した先生まで、これまでの先生とは違っていた。

残ったクラスメートの何人かは、新しい組み合わせがどんな変化をもたらすのかわからず、ひそひそと話していた。

ただ、新しく入ってきた人たちは、みんな会話がとても上手そうに見える。

これで、うちのクラスの平均値も引き上げてもらえるのだろうか?

語学クラスでは、よい学習の雰囲気こそが何より大切だと私は思う。

しばらく様子を見よう。

新しいクラスメートがいるため、教科書も配り直さなければならず、宿題の答え合わせも新しい人たちに合わせる必要があった。そのせいか、今日は進み方がいつもより遅く感じられ、授業中に作文をする時間まで残っていた。

ただし、今日の学習の重点は、私がいちばん逃げたい自動詞と他動詞だった。

はあ、逃げたいものからは、結局逃げられない。

覚えなければならないものは、やはり覚えるしかない。

ほかのバングラデシュ人のクラスメートがすらすらと受け答えするのを聞いていると、この人たちなら、さらに上のレベルへ進んでもいいのではないかと本気で思った……

以前、私の隣に座っていたバングラデシュ人のクラスメートは、新しく来た同胞の隣へ席を移した。なんだか、前より楽しそうに見えた。

偶然にも、日曜日には私も流行に乗って、「80億分の1」という新しいゲームで遊んでいた。仮想の生まれ変わりで出た結果は、バングラデシュ人だった。

天は、私とバングラデシュに何か縁があるとでも暗示しているのだろうか?

クラスメートが入れ替わったので、私も自然な流れで、自分が作ったWhatsAppグループのメンバーを一度入れ替えた。

もうクラスにいない人たちを外し、新しいクラスメートを加えた。

するとロシア人のクラスメートが飛び出してきて、「やだ~~、どうして外すの? この人たちはクラスが変わっただけで、友達が変わったわけじゃないのに」と言った。

私は答えなかった。

いや、友達が変わったわけではないからこそ、みんな個人的にはこれまでどおり付き合えるということでは……

それに、前に私が投稿して参加を呼びかけたときは、誰も相手にしてくれなかった。このWhatsAppグループだって、私が作ったのは、宿題のことや、クラスメート同士で行う放課後の活動について情報を共有したかっただけなのだ。

冷血と言うなら、冷血でいい。肩をすくめる。

人を管理することも、一つのリーダーシップなのだ。人であることは難しく、率いることも難しい。

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